「上野動物園いまむかし カバ舎の80年」正田陽一(東京動物園ボランティアーズ会長)
昭和2年生まれ、幼稚園児の頃から80年に渡って上野動物園を知る東京動物園ボランティアーズ会長の正田陽一さんが、カバ舎を中心に上野動物園のいまむかしを紹介する文が、『婦人之友』2014年2月号に掲載されている。(PP120-125)

上野動物園のカバ舎で、たびたび姿を見かける老紳士。いつも凛としていながら、優し気で穏やかで、品格が備わったその人こそ、農学博士で東大名誉教授の正田陽一さんだった。
80年前、正田さんが幼い頃に見たカバは、湿気と悪臭のたちこめる室内の、汚れてどす黒い水の水槽の中にいたという。最新浄化システムが備わった現代の旭山動物園の新カバ舎からみれば考えられない。
上野動物園のカバ舎はその後2回の移転で、現在のカバ舎になり、飼育方法や動物園の教育的役割やあり方も試行錯誤の変遷の末、今に至るのだがまだそれは途上に過ぎないのだろう。
正田さんが描く上野動物園の将来のカバ舎は、不忍池に4~5頭のカバの群れを収容するという壮大なもの。蓮に覆われた不忍池にカバがいる日がいつか来ると思うと嬉しくなる。その日を夢見て!上野動物園のカバ舎と不忍池を見に行こうかな。
『婦人之友』2014年2月号 ¥710
「上野動物園いまむかし -カバ舎の80年ー」(120~125ページ)
正田陽一(東京動物園ボランティアーズ会長)
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